体型別性格類型で分類される体型には、混合型もあります。混合型体型とは、2種類以上の体型の要素を併せ持った体格の事です。例えば、Aの型とBの型の両方の体型の、体型を含める風貌の特徴が幾つか適合する体格の人は、性格もAとBの両方の性格が当てはまります。
一個人の性格を分析すると、たとえ体型の特徴が当てはまらなくとも、体型別性格類型の14種類のタイプのうち、大概どれかのタイプの性格が適合します。しかも、複数の気質の特徴に適合するのが普通で、その場合は一部分の性格の特徴だけが当てはまるというのではなく、おおむねその気質の多くの性格傾向が見出されます。この場合、混合型になることによって、体型の特徴が判別しにくくなることもあります。
均整型の場合、特に他の体型との混合型であるケースがよく見られます。均整型は、やや背が高かったり低かったり、丸顔に近い輪郭の人もいます。
幼児型は、大胸筋やバストがあまり大きくない人が多いですが、膨よか型や肥満型との混合型になると、胸の部分が大きい人もいます。幼児型と均整型の混合型になると、均整のとれた体型になることもあります。
骨太型と華奢型はどちらもスリムな人が多く、風貌が似ているので間違えやすい。その為、骨太型の体型に見える人には華奢型の性格が当てはまる場合があり、華奢型の体型に見える人には骨太型の性格が当てはまる場合があります。この場合は、骨太型と華奢型との混合型の可能性もあります。
小柄でなくても少し太っている体型の人や、あまり太っていなくても小柄な体型の人にも、小太り型の性格が当てはまる場合があります。この場合も、小太り型と他の体型との混合型の可能性もあります。
骨太型と長身型は一部対照的な性格でもありますが、混合型も多く見られます。骨太型は衝動的で情熱的な気質であり、長身型は慎重で冷静な気質です。混合型になると、ある時は思った事をすぐにハッキリ喋り、ある時はよく考えてから言葉を選んで話し、ある時は衝動的に行動し、ある時は計画をたててから慎重に行動し、基本的には冷静に判断するタイプだが情熱的な部分もあるというような性格になり、その時の状況で行動が違います。骨太型と長身型に関して言えば、混合型になった場合、二面性がある性格になるというよりも、バランスのとれた性格になります。
体型や性格は、生活習慣によって変化することがあります。もともと内向的な性格の人でも、太ると性格が温厚になったり陽気になってくることがあります。太って膨よか型や肥満型の性格や風貌の特徴が多く当てはまった場合は、太る前の体型と、膨よか型や肥満型との混合型になる可能性があります。同じように、痩せて薄型の性格や風貌の特徴が多く当てはまった場合は、痩せる前の体型と、薄型との混合型になる可能性があります。
混合型ではないケース
体型は生活習慣によって変化することがあるといっても、太ったからといって、膨よか型や肥満型や小太り型との混合型になるとは限りません。逞しい体型になったからといって、肉厚型や逆三角型や精悍型との混合型になるとは限りません。痩せたからといって、痩せ型や華奢型や薄型との混合型になるとは限りません。以前より成長して大柄になったからといって、大人型や長身型との混合型になるとは限りません。スマートになったからといって、骨太型や均整型との混合型になるとは限りません。
大人型に見える人の中には、木訥で落ち着いた雰囲気の人もいます。こういうタイプは、大柄であること意外に風貌も性格も大人型の特徴があまり当てはまらない場合は、肉厚型や膨よか型や長身型などが大柄に見えることがあり、これらの型の性格の影響が強く出ていると思われます。
肥満型の体型に見える人の中には、内向的な性格の人もいます。こういうタイプは、太っていること意外に風貌も性格も肥満型の特徴があまり当てはまらない場合は、肉厚型や膨よか型や小太り型に、さらに脂肪がついた体型の可能性があり、これらの型の要素が強く出ていると考えられます。