12.薄型

 

胸やお尻に厚みが少なく、唇が薄く鼻もあまり大きくないので、全体的に平たい印象を受ける。肩幅が狭く、痩せている人が多い。覇気がない雰囲気で、姿勢が悪くなりがち。

 

 

薄型の性格

 

薄型の人は食べても太りにくく、それで結果的に体の厚みが少ない、横から見ると薄い体型になると思われます。薄型の風貌は、慢性的にストレスを感じているので、痩せ細っている印象を受けます。

 

薄型に当てはまる性格の傾向を、神経性気質と言います。神経性気質は、神経が繊細で、細かい事が気になる性格です。その為に几帳面で、やることが丁寧です。心配性なので色んな事に不安を感じやすく、危険を回避する為に慎重に行動します。鋭敏な感受性があり、小さな変化も感じとります。一度落ち込むと立ち直りずらくて、嫌な事がなかなか忘れられません。

そして、人目を気にして、ひんしゅくを買うのを恐れます。心配りが細やかで、律儀な人です。人に失礼がないように気遣うので、礼儀正しく人当たりが柔らかい。基本的には親切なのですが、シャイな性格なので、積極的に人に優しくする訳ではありません。

 

真面目すぎるので、かえってそれが自分を苦しめる原因になっています。責任感が強いですが、責任を果たそうと意気込むあまり、プレッシャーやストレスを感じやすい。忍耐力がありますが、それが行き過ぎて、限界が来るまで我慢し続ける場合があります。謙虚なのですが、自分を卑下する言葉の表現になってしまうこともあります。向上心が強く、完全主義の傾向があります。ですが、完全に出来ないと、自分に自信が無くなくなる人もいます。

正義感が強く批判的です。しかし、引っ込み思案なので、不満あっても言えずにいることもよくあります。 その結果、心の中で人のことを責めてしまうこともあります。批判的な精神は自分にも向けられるので、自分の発言や行動について頻繁に反省します。その為に良心の呵責も感じやすく、心の中で自分自身を責めてしまうこともあります。

 

神経性気質の人がプレッシャーやストレスを克服している場合は、よく気が付く有能な人です。そういう人には、貧弱な薄型の風貌が、あまり当てはまらないことがあります。コツコツ努力する勤勉な人です。知性が高く、物事を論理的に捉えるタイプです。会話している時に相手が言い間違いや勘違いをしていると、すぐに間違いを指摘して正解を言います。

 

良識があり、いつも常識やモラルを念頭に置いて、社会や組織のルールに従って生きています。ですから、あまりハメを外しません。人の役に立つことで喜びを感じるので、自分の役割を果たして自分の価値を見出そうとします。その為、自分のことで周りに迷惑をかけたくないと思います。つまり神経性気質は、自己中心的な性格とは対極にあるような性格です。これらの性質は、規律や団体行動をを重んじる日本人の民族性にも当てはまると思います。